結婚して2人で新婚生活を楽しんでいるうちに
自然に子供を授かって母親になる…
それは私がなんの疑問もなく
子供の頃から思い描いていた将来でした
よくドラマで見るような
妊娠検査薬を片手に「妊娠したよ!」と
夫に伝える日が来ることを
楽しみに過ごしてきました
しかし結婚してから7年間
私が自然に妊娠することはありませんでした…
不妊治療の始まり
そして結婚して8年目の冬
私達夫婦は34歳で不妊治療を始めました
始めるのが遅すぎますよね…
なぜそれまで不妊治療を
してこなかったのかというと
長い間外国に住んでいたからです
特にここ2年のコロナ禍での海外生活は不安が多く
とにかく生きて日本に帰国することが
私たち夫婦の最優先事項となり
住んでいた国で不妊治療や検査に
踏み切ることができませんでした
帰国することが決まり
すぐに不妊治療専門のクリニック探しを始めました
あまりに長い間妊娠しなかったので
絶対に何か不妊の原因があるという
確信があったからです
そしてその原因はすぐに見つかりました
私の両側卵管閉塞と
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が発覚したのです
両側卵管閉塞ということは
自然妊娠は難しいということで
女性としてはとてもショックなことなのですが
長い間妊娠することができず
不安な時間を過ごしてきたので
明確な原因が分かり
少しほっとした気持ちもありました
卵管を通す手術「卵管鏡下卵管形成術」を
受けるという選択肢もありましたが、
夫や医師と相談して体外受精への挑戦を決めました
私たち夫婦の不妊治療は、
タイミング法や人工授精をすることなく
一気に体外受精にステップアップすることとなりました
体外受精をすることが決まって
夫に何も問題がなかったので
体外受精はお金もたくさんかかるし
私じゃない人とだったら
すぐに子供ができたかもしれないのに…
と思うと申し訳ない気持ちで胸がいっぱいでした
ただ体外受精をすることについては
不妊治療専門のクリニックを
受診すると決めた時点で
体外受精や顕微授精も含めて
自分にできること、
必要なことはなんでもやろうと
覚悟を決めていたので
迷うことなく体外受精に
ステップアップすることを決断できました
(まさか一瞬で体外受精になるとは
夢にも思っていませんでしたが…)
夫の反応
夫は私の卵管閉塞が分かり不妊の原因が発覚し
長い間モヤモヤとしていたことが
はっきりしたことで
ほっとしているように感じました
「原因が分かったから前に進めるね!」と、
むしろ私より前向きに不妊治療に
取り組もうとしてくれています
まとめ
友人達は結婚してすぐ出産してるのに…と
友人達をうらやましく思うときもありますが
私たちは自分たちのペースで
無理せず不妊治療に
取り組んでいこうと思っています
リセットして落ち込むことも何度もありました
でも最近はリセットするからまた挑戦できるんだと
前向きに捉えられるようになりました
不妊治療をしていると出口の見えない
長い長い真っ暗なトンネルを
進んでいるような気持ちになります
だからこそ少しでも明るい気持ちで
過ごしたいと思っています
「不妊治療をしないと授かれないなんて悲しい」
という考えを改め
「不妊治療できる私は幸せ」
と思うことにしました
夫がいて治療に協力してくれること、
治療をするための時間と
お金があることに感謝して
不妊治療に前向きな気持ちで
取り組んでいけたらと思います
最後まで読んでいただいてありがとうございます!